コーヒープレスの特徴は、コーヒー豆本来の味を楽しめること、
ハンドドリップのような抽出技術がいらないという点です。
今回は、コーヒープレスでのコーヒーのいれかたを写真付きで詳しく紹介したいと思います。
ポイントは、たったの3点!
これらのポイントさえ守れば、だれでも簡単においしいコーヒーをいれることができますよ。
目次
コーヒープレスでいれるときの3つのポイント
- 新鮮でかつ良質なコーヒー豆を使う
- 分量や時間をきっちり計る
- プレスはゆっくりと行う
これら3つのポイントについて、以下で説明したあとにコーヒープレスでコーヒーをいれる流れを紹介していきます。
ポイント1.新鮮でかつ良質なコーヒー豆を使う
コーヒープレスは、コーヒー豆本来の味がでます。
ですので、おいしいコーヒーをいれるためには、
新鮮でかつ良質な豆を使うことが重要です。
コーヒープレスは、金属製のフィルターで濾すことによって、コーヒーを抽出する方法です。
ペーパードリップと違い、金属製のフィルターはコーヒーオイルを吸収することなくコーヒーを抽出します。
コーヒーオイルには、香味や甘味など、コーヒーのうまみ成分が凝縮されてます。
古いコーヒー豆や質の悪いコーヒー豆を使うと、
質の悪いコーヒーオイルもそのまま抽出されてしまうため、
あまりおいしくないコーヒーが出来上がってしまいます。
ですので、新鮮でかつ良質なコーヒー豆を使ってください。
できれば、スペシャリティコーヒーを使うのがよいと思います。
ポイント2.分量や時間をきっちり計る
ペーパードリップやネルドリップは、抽出技術によって味が左右されてしまいます。
ですので、毎回同じ味を再現するには練習が必要となります。
この点、コーヒープレスはコーヒー豆の分量や、引いた豆をお湯につけておく時間を一定にすることで、毎回同じ味を再現することができます。
コーヒー豆の量ですが、まずは、20ccあたり1グラムで入れてみることをおすすめします。
500ccを抽出できるコーヒープレスで入れる場合には、コーヒー豆25グラムです。
そこから、コーヒーの濃さの好みに応じて、
±1~3グラム程度の範囲で調整していって、好みの味を探してみてください。
挽いた豆をお湯につける時間は、3分~4分です。まずは、4分で入れてみてください。
なぜ4分なのか聞かれると、答えることはなかなか難しいです。
昔から、コーヒープレスで入れるときは、お湯に4分つけるといわれています。
僕自身も、3分~4分の間の時間を何度も試してみましたが、4分が一番しっくりきました。
お湯につける時間も、コーヒー豆の分量同様、何回か試して好みの味を探してください。
好みの味が出せるコーヒー豆の量・お湯につける時間が見つかったら、必ず覚えておきましょう。
その量と時間を毎回きちんと計れば、いつでも好みの味のコーヒーを飲むことができます。
ポイント3.プレスはゆっくりと行う
コーヒープレスは、フィルターを押し下げることによって、コーヒーの液体と引いた粉を分離させます。
必ずゆっくりと押し下げていってください。
コーヒープレスの大きさにもよりますが、目安としては、10秒~20秒程度でしょう。
すばやく一気に押し下げてしまうと、雑味や渋みなどが出てしまいます。
ですので、ゆっくりと押し下げていってください。
コーヒープレスでのコーヒーのいれかた
bodumの0.5L用のコーヒープレスを使ったいれかたを説明していきます。
用意するもの
- コーヒープレス
- コーヒー豆(粉)
- 水(今回は、軟水を使いました)
- キッチンスケール
- 計量カップ
- タイマー
下準備
今回は、0.5L用のコーヒープレスで0.4L(400cc)のコーヒーを抽出したいと思います。
0.4Lなので、コーヒー豆20グラムを用意します。
正確に計るためにキッチンスケールを使います。
※事前に袋の重さは引いてあります。
次に、コーヒー豆を挽いていきます。
コーヒープレスで入れる場合には、中粗挽き~粗挽きで挽いてください。
細かく挽くと、粉がフィルターを通過してしまい粉っぽさがかなり残るコーヒーとなってしまいます。
お店で挽いてもらう場合、コーヒープレス用といえば、中粗挽き~粗挽きで挽いてくれます。
ミルは、電動ミルがおすすめします。
というのも、手挽きミルの場合には挽きムラなく挽くことが難しいからです。
電動ミルでも、2000円~4000円くらいで買えるカリタのイージーカットミルみたいなものは、手挽きミルと同じくムラなく挽くことが難しいのであまりおすすめしません。
あとは、計量カップで0.4L計りお湯を沸かせば、下準備は終了です。
コーヒーをいれる
挽いた豆をコーヒープレスの中に投入します。
コーヒープレスを軽く振って、挽いた豆が平らになるようにしてください。
次に、お湯をコーヒープレスに入れていきます。お湯は2回に分けて入れます。
温度は、90℃~96℃が最適です。
僕は、お湯が沸いたらコーヒープレスに挽いた豆を入れ、平らにしています。お湯が沸いた後に挽いた豆を入れ、平らにする時間と、お湯を注ぐときの時間で少し温度が下がり、ちょうどよい温度になるからです。
お湯を入れる前にタイマーを4分でセットして、スタートさせます。
1回目は、下の写真のように、挽いたコーヒー豆全体が浸かるか少し多めのお湯を注ぎます。
注ぎ終わったら、スプーンなどで軽くかき混ぜ、全体に浸透させます。
かき混ぜは、ゆっくり・軽く行ってください。
このまま30秒間むらします。
30秒たったら、残っているお湯をゆっくりと注いでいきます。
2回目を注ぎ終えたら、ふたをして4分経過するまで待ちます。
4分経過したら、ゆっくりとプランジャーを押し下げていきます。
先ほども言いましたが、目安としては、10秒~20秒かけてゆっくり押し下げます。
プランジャーが下がり切れば完成です!
写真では、少しわかりずらいですが、コーヒーオイルもきちんと出ています。
コーヒープレスで入れた場合、写真のようにどうしても粉が入ってしまいます。
ですので、粉っぽさが苦手な方は、最後まで飲み切らずに少し残してください。
以上が、コーヒープレスでのコーヒーのいれかたとなります。
どうでしたか?思ったより簡単そう!と感じたかと思います。
コーヒープレスでは、簡単においしいコーヒーをいれることができるのでぜひ試してみてください。
ちなみに今回使った主な器具はすべてAmazonで購入することができますよ。
めんどくさいと思われがちですが、実はコーヒープレスは後片付けもめんどくさくないんですよ!
-
5分で終わる!コーヒープレスの洗い方
今回は、コーヒープレスの洗い方を紹介しようと思います。 ペーパードリップの片付けと比べると、ほんのちょっとだけ手間はかか …
続きを見る
以上、コーヒープレスで美味しいコーヒーを淹れる方法とは!?でした。
ご覧いただきありがとうございました。